©Dr.Online ALL RIGHTS RESERVED.
薄毛というと、男性の悩みというイメージが強い方もいるかもしれません。
実は、近年女性の薄毛対策用品や薄毛予防習慣などがにわかに注目を集めています。 CMでもお馴染みの女性薄毛対策の部分用カツラなども有名ですよね。
年齢とともに、髪の毛の毛質が変わってきて髪の毛自体が細くなり、柔らかくなってくることはみなさんもよくご存知かもしれません。
頭頂部やつむじのあたりの髪の毛が薄くなっていることに、鏡をみて気づいてショックを受けたという方もいるでしょう。そもそも、頭頂部やつむじの部分は自分で意識しないと見えない部分のため、知らないうちに薄毛が進行しているという場合がほとんどです。
こうした事態を避けるために、できるだけ早くから薄毛対策を始めて、頭頂部やつむじの薄毛に悩まされないよう手を打つことが重要です。
そこで、今回は女性の薄毛ってなぜ起こるのか?またその対策や改善方法についてご紹介したいと思います。
INDEX
頭頂部や髪の分け目などから目立ち始めて、頭部全体の髪の毛が薄くなっていく。
が主に関係している。
女性ホルモンの分泌量は、30代半ばくらいまでがピークではないかと言われています。
その後、徐々に減少していき、更年期に入ると急激に女性ホルモンが減少することで、抜け毛や薄毛などが目立ってしまうようになります。
・男性は生え際から抜けていくケースが多い
生え際からどんどん薄くなっていく男性は、男性ホルモンが主に関係している。
髪の毛はもともと繊細で、つむじの部分に紫外線が当たりすぎたり、頭皮が乾燥してしまったりすると、頭皮が赤くなってしまう場合があります。
赤くなった頭皮は、毛細血管が鬱血してしまった場合も多く、そこから新たな髪の毛が生えづらくなったり、生えている髪の毛が抜けてしまいやすくなってしまうと言われています。
赤くなってしまった頭皮に、髪の毛にしっかりと栄養が生きわたっていない場合にみられる、切れ毛のような細く短い毛が生えている状態だと、すぐに対策が必要な状態だと言えます。
過度のダイエットで、栄養分が髪の毛まで行きわたらなくなる。
仕事や育児などの睡眠不足などが原因
産後の授乳期間中は、想像以上に体に負担がかかり、栄養をとっていても母乳にほとんど移行しています。
そのため、授乳期間中は一時的に抜け毛が非常に多くなります。
人間はストレスを心や体が感じると、亜鉛という栄養素の消費量が何倍も増えることがわかっています。
亜鉛は、髪の毛を作り出すのに非常に大切な栄養素であるため、ストレスを溜めて亜鉛の消費が増えると健康的な髪の毛が育ちにくくなるのです。
若い世代でよく誤解されてしまっているのが「シャンプーを1日何回もして頭皮を清潔にすると良い」といったものや、「お風呂上がりは髪の毛はドライヤーで乾かさず、自然乾燥させた方が髪の毛のために良い」といった誤った知識です。
頭皮を清潔に保つことはとても大切ですが、何度もシャンプーをすることで逆に頭皮が乾燥してしまい、髪の毛に負担がかかってしまうため良くありません。
お風呂上がりの髪の毛の自然乾燥についても、すぐに乾かさない状態が続くと頭皮に細菌が繁殖しやすくなり、頭皮トラブルを抱えてしまいやすくなります。
これらはしっかりと正しい知識を持って、ヘアケアしていくことが大切です。
薄毛の改善方法は、髪にいいものを食べることです。
加齢による女性ホルモンの減少やストレス社会に身を置くことなど、薄毛になっていくことは仕方ないの?もう諦めるしかないの?と思ってしまいますが、実は普段の食生活や生活習慣で予防していくことだってできるのです!
タンパク質は髪の毛を作る1番基本的な原材料ともいうべき栄養素。
そこに亜鉛が加わると、髪の毛を合成して増やしていくことができます。
逆にこの2つが不足してしまっていれば、新たな髪の毛は作りにくくなってしまうのです。
タンパク質は魚やお肉、大豆などの製品に含まれており、亜鉛については海藻やウナギ、牡蠣などに豊富に含まれています。
髪の毛を新しく作る際の細胞分裂を活性化させることから、より髪の毛を作るサイクルを早めてくれるのに貢献しているといえます。
また、ビタミンB群は亜鉛の働きを高めてくれるような作用もあるため、タンパク質と亜鉛同様ビタミンB群も非常に大切な役割をしてくれているのです。
これらを意識して取り入れていくことが大切!
ビタミンB群は、ナッツ類や鮭などのお魚にも含まれているため、これらをバランスよく取り入れていくことが大切です。
このように毎日口にする食事から、少しでも気をつけていくことで、ずいぶんと違ってくるのではないでしょうか。
睡眠時間が不足している場合、髪の毛を育んでくれる成長ホルモンの分泌が不足してしまい、薄毛になりやすくなってしまいます。
また、この成長ホルモンは確実に眠りについてから3時間以内に分泌されると言われています。
どうしても忙しくて、睡眠時間の確保が難しいという時期であれば、寝る前のパソコンやスマートフォンの利用を控えたり、飲酒の習慣を見直すなどで良質な睡眠をとっていく工夫が必要です。
普段の生活で頭のスイッチがONになっている時間が多い場合、意識的にOFFになる時間をつくりましょう。
休みの日に自然と触れ合う時間を作ったり、仲の良いお友達と話をするなどしていきましょう。
美容院ではやってもらったことがある人も多いかもしれませんが、「頭皮マッサージ」は外側から薄毛を予防していくのに有効な方法の1つです。
頭皮マッサージは、固くなってしまった頭皮をほぐしていき、血流を促進する効果がある他に、ストレス解消や毛穴の詰まりを取り除く効果も期待できます。
①髪の生え際の部分に指を置いて、気持ちがいいなと感じるくらいの力で押し上げて2秒ほどキープする
②下に引っ張って、同じように2秒くらいキープする
③1と2を数回繰り返す
④側頭部に指を置いて、円を描くようにほぐす
⑤頭頂部は、つむじに向かって頭皮を引き上げて数秒キープし、逆方向にひきのばして数秒キープするマッサージをする
1から5までを数回繰り返すことで、頭皮の血行が促進されてリラックス効果も期待できるため、お風呂の時間や寝る前の時間などに行っていくことがおすすめです。
毎日継続していくことで、難なく習慣づけることができます。
是非、実践してみてください。
毎日のお風呂時間に使用するシャンプーの見直しを行いましょう。
香りなどで選びがちなシャンプーですが、薄毛が気になる場合のシャンプー選びは、アミノ酸系の界面活性剤を洗浄成分にしているシャンプーを選ぶのがおすすめ。
それ以外の洗浄成分が入っている場合には、頭皮の皮脂を落としすぎるリスクがあるため注意が必要です。
また、洗浄成分以外にも、頭皮を健康に保つ働きしてくれるグリチルリチン酸が入っているシャンプーもおすすめ。
自分に合ったシャンプーを選んでいきたい場合には、専門家に頭皮の状態をみてもらい選んでもらうのもおすすめです。
いかがでしたか?
薄毛予防には、以下が重要です。
これらを意識して、大切な髪の毛を守りましょう。
・紫外線ケアを髪にも取り入れ、が乾燥しないようにする
・過度なダイエットをしない
・ストレスをためない
・睡眠時間を多くとる
・タンパク質や亜鉛、ビタミンB群を積極的に採る
・髪の毛はすぐに乾かす
・頭皮マッサージをして、頭皮の血行を良くする
・シャンプーは、アミノ酸系の界面活性剤を洗浄成分にしているものや、頭皮を健康に保つ働きしてくれるグリチルリチン酸が入っているシャンプーを選ぶ