オンライン診療なら「Dr.Online(ドクターオンライン)」
美容総合

男性AGAの治療方法は何がある?治療費用の目安も解説!

AGAとは?

AGAについて耳にしたことがある人はいますか?
AGAは「男性型脱毛症」「壮年性脱毛症」のことで、主に頭頂部の毛が薄くなったり、生え際が後退していく進行性のある疾患のことをいいます。

成人の日本人男性に多くみられる脱毛タイプです。
これは思春期以降の男性であれば誰にでも発症する可能性があり、いつなるかもわからない進行性の症状です。

AGAは遺伝子検査も可能

AGAは遺伝子検査も可能で、その人の持つ特定の遺伝子を調べることによって、先天的体質や病気のリスクなど遺伝的傾向を知る検査で、脱毛のリスクを予測することが可能となっています。

AGAの原因

男性ホルモンの影響

親からの遺伝により、男性ホルモンが感受性を持ちやすくなることがあります。

詳しい原因については、主に筋肉や体の発達を助けることがわかっている男性ホルモンの1種「テストステロン」が、前頭部や前立腺に存在するもともと人体にある酵素「5αリダクターゼ」と結びつくことで、「ジヒドロテストステロン」が生成されます。
「ジヒドロテストステロン」が毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結びつくことで、薄毛が加速してしまうのです。

このことから、「ジヒドロテストステロン」は脱毛を引き起こす男性ホルモンとも呼ばれていて、「5αリダクターゼ」を抑えることは育毛・発毛につながることがわかっています。

ストレスや生活習慣よる影響

ストレスや生活習慣も原因だと言われていて、過剰なストレスを感じてしまうと血管が収縮して血流が悪くなってしまいます
頭皮の血流が悪くなると、髪の毛が健康に育つために必要な栄養が不足して、毛髪が伸びずらくなり、さらに抜けやすくなってしまうのです。

生活習慣についても、生活習慣が乱れると健康に悪影響がありますが、毛髪にもその悪影響が及んでしまいます。

その例として、睡眠中に分泌される成長ホルモンは、髪の毛の成長に必要で、睡眠不足が続いてしまう場合には、成長ホルモンの分泌が低下して発毛不良の原因となってしまいます。

髪の生える周期について

本来、毛髪は生まれ変わる周期があり、以下の毛周期①~④を繰り返していきます。

毛周期

①抜ける
②成長期(2年~6年ほど)
③退行期(2~3週間)
④休止期(2~3ヵ月)

この毛周期が乱れてしまうと、毛髪の成長期が短くなり、休止期が長くなってしまって生えてもすぐに抜けてしまう状態となり薄毛になってしまいます

このように男性AGAは、この毛周期の成長期にある期間が長く、休止期にとどまる髪の毛が少なくなることが特徴です。

年齢も様々で、20代でも約10%みられ、30代で20%、40代で30%、50代以降で40%以上の人がAGAの悩みを抱えていることがわかっています。
進行性のAGAですが、毛根が生きている状態であれば早期治療で防ぐことができます。

AGAの治療法

発毛効果がある内服薬を飲む

発毛効果が認められている「ミノキシジル」を内服薬として飲む方法と注射や塗り薬としてとり入れる方法があります。
「ロゲイン」や「リアップ」などで「ミノキシジル」の塗り薬は有名ですね。

発毛効果がある内服薬と男性ホルモンの働きを抑えてくれる内服薬を併用する

男性ホルモンの働きを抑えてくれる内服薬には、「プロペシア」「ザガーロ」があります。
これらの内服薬に、「ミノキシジル」という発毛効果のある成分の塗り薬、飲み薬、注射薬のいずれかを併用し、治療を行うという方法があります。

このように複数の治療を組み合わせることができれば、ある程度進行した薄毛の症状も数ヶ月で改善させることができるのです。

「ザガーロ」と「プロペシア」の違い

これまでAGA治療には、内服薬としては「プロペシア」が最も有効とされてきました。

しかし、最近になって新しく登場した内服薬の「ザガーロ」が注目されてきています
なぜかというと、「ザガーロ」は「プロペシア」よりも、「ジヒドロテストステロン」の生成をよく強く抑えられることが期待されているからです。

これまで「プロペシア」を服用して、十分な効果が得られなかったという方に「ザガーロ」という選択肢が増えたことで、AGAの治療の選択肢は増えたと言われています。

AGA治療薬の副作用について

「ザガーロ」の副作用について、「プロペシア」と比較しても有意差がみられていないことから、比較的安全に飲むことができるお薬だといえます。

AGAの治療薬は、副作用がゼロではなく、わずかですが以下の副作用が出る場合があります。

  • 性欲減退
  • 勃起機能不全
  • 肝機能障害
  • アレルギー症状

お薬を飲み始めてこういった症状が1つでも出る場合には、必ずお薬について医師・薬剤師などの専門家に相談するようにしましょう。

AGA治療費用の目安

自費診療の場合

AGAの治療は基本的には保険適応ではなく、医療費控除の対象にもならないことから、通常は自費診療で行われる対象となります。

そのため、市販薬として第一類医薬品としての扱いがされている「ミノキシジル」の外用薬やそれ以外の育毛剤や発毛剤についても医療費控除の対象外となります。

保険適用の場合

頭皮の炎症が及んでいた場合やAGA以外で脱毛になっている場合、AGAの治療に伴う副反応で体に不調が起きた場合などは保険適応になる場合があります。

「プロペシア」について

効果
太く長い毛の本数を徐々に増やす効果が期待されており、6ヶ月で約6割ほどに改善がみられています。
5年など長期にわたって服用している人については、改善率が99.4%となっています。
※女性の薄毛に対する有効性は証明されておりません。

●副作用
男性機能の低下や肝機能障害が主です。
また、プロペシアの服用で血清PSA濃度が低下することがあります。
プロペシアは、前立腺がん検査で測定されるPSA値を約50%低下させることが知られています。
前立腺がんの検診を受ける場合は、医師にプロペシアを服用していることを必ずお知らせください。

その他に、発毛効果が得られたあとに中止してしまった場合、元に戻ってしまうことがわかっています。継続することが大切です。

治療の費用
治療費用の目安としては、自費診療のためクリニックや病院によって様々ですが、1ヶ月で約5000円から8000円とされています。

「ザガーロ」について

効果
「プロペシア」よりも早く毛の量と太さが出てくるのが主な特徴とされています。
※女性の薄毛に対する有効性は証明されておりません。

副作用
稀に「プロペシア」同様、肝機能低下や男性機能低下が起こることがわかっています。
臨床試験では、6ヶ月~1年で約80%の人に発毛効果が認められています

「プロペシア」のように長期にわたって服用していくと、脱毛に関する改善率もより高くなることが期待されています。
ただし、発毛効果が認められた後に中止してしまった場合は元に戻ってしまいます。
継続することが大切です。

治療の費用
クリニックや病院によって費用が異なりますが、1ヶ月で約12000円から18000円とされています。

「ミノキシジル」(市販薬:「ミノアップ」「リアップ」)について

効果
「ミノキシジル」については、毛が生えやすい状態を作ってくれる塗り薬です。
毛の根っこである毛包に直接作用して、毛の細胞の増殖やタンパク質の合成を促してくれることにより、発毛効果を発揮します。
毛周期の異常で小さくなってしまった毛包を成長させて、細く柔らかくなった毛髪を太い毛に成長させてくれます。

副作用
飲み薬とは異なり、塗った後のかぶれや痒み、赤みが出ることがあります。
また、「ミノキシジル」特有の副作用として、頭皮の血流が促されるため、動悸や血圧低下がみられる場合があるため注意が必要です。
まれですが、塗ったときに「休止期脱毛」といって、一時的に抜けてしまう現象が起こることがあります
かぶれなどがなければ、継続することで改善する可能性があります。

治療の費用
クリニックや病院によって費用が異なりますが、1ヶ月で約5000円から8000円とされています。

最後に

AGAについては、今や避けられない男性の悩みの1つとして大きな問題になっています。

治療法も年々選択肢が多くなってきており、費用についてもそれぞれ予算に応じて治療法を選択することが可能です。

ぜひ、一度一人で悩まず近くのクリニックや病院などに相談にいってみることをお勧めします。

コラム一覧はこちら
ご予約は
24時間365日受付中!
ご質問・ご不明点はお気軽に
お問い合わせください
初めての方もすぐに受信可能
営業時間
《平日》11:00~19:00
《土日》11:00~19:00

※ご予約には紹介サロンコードが必要となります